なかや薬局|薬局アクアファーマシー|アクアコスメラボ

東京西部・神奈川に展開するドラッグストア・調剤薬局・化粧品専門店

     

HOME | 今月のおたより

今月のおたより

本気の花粉症対策
はじめましょう!
花粉症は くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ
などを主症状とするアレルギー性疾患です

 寒暖の差が激しいこの季節、体調を崩されている方も多いのではないでしょうか?
 季節の変わり目にからだがついていかず、『風邪をひいてしまった』『深い睡眠がとれず睡眠不足になってしまった』といった相談も増えてきています。
 また、気温が上がり花粉の飛散量も増えてきています。昨年より少ないですが、今年から花粉症になってしまうケースもあります。   
 症状が出たらまず病院で治療される方が多いと思いますが、処方される薬と市販薬との違いを理解し治療されることをおすすめします。
 
~処方薬と市販薬~
花粉症は、花粉などのアレルギー原因物質によって体内に出てきたヒスタミンという物質によって、 神経や血管などが刺激されるアレルギー反応です。具体的な症状としてはくしゃみ、鼻水、目のかゆみ、倦怠感、微熱、皮膚のかゆみ、 のどの痛みなどがあります。 花粉症の薬はヒスタミンの発生を抑えたり、発生したヒスタミンの働きを抑える、あるいは直接炎症を抑えるなどして症状を緩和しますが、一口に花粉症の薬といっても、病院で処方される薬と薬局で売られている鼻炎薬などには大きな違いがあります。
 
*抗アレルギー薬
抗アレルギー薬はヒスタミンの発生と放出を抑えることにより症状を軽くし、また症状が出始めるのを遅らせる効果があります。それほど強力な薬ではありませんが、副作用の少ない薬が多くほぼシーズン中は飲み続けることが出来ますし、症状の軽い方であれば抗アレルギー薬のみでも症状が軽くなることが十分期待できます。

*抗ヒスタミン薬
古くからある薬で、病院で処方されるポララミンなどの他、市販の薬に多く含まれています。 ヒスタミンの働きに直接的に作用するため、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどがひどいとき、花粉の飛散の多い日などに即効的な効果が期待できます。また、すでに出てしまった症状に対しても効果があり、抗アレルギー薬に比べて明らかな症状の改善を体感出来ます。
 
*ステロイド(副腎皮質ホルモン剤)
ステロイドとは、本来人体の副腎皮質で分泌されているホルモンを人工的に作り出した薬剤で(正確にはステロイド剤)、ヒスタミンによって引き起こされた鼻の粘膜の炎症、目の結膜の炎症を鎮めます。また免疫系など組織の反応性を低下させる作用を示し、アレルギー反応も抑える働きをします。効果は非常に強力で、花粉症だけでなく多くの疾患での最後の切り札的な存在です。
 
処方薬
・・・病院にかかったときに出される薬、代表的なものとして内服薬では抗アレルギー薬(第二世代抗ヒスタミン薬)のザイザル、アレジオン、アレグラ、アレロック、ジルテックなど、ステロイド剤のセレスタミン、点眼薬ではパタノール、インタールやリボスチンなどが処方されます。市販薬に比べ、副作用の軽減された新薬が積極的に用いられています。

市販薬
・・・薬局で購入できる市販薬のうち、花粉症用あるいは鼻炎用として売られている薬の多くは抗ヒスタミン薬です。眠気が強いという副作用があるものの、即効性が高いため、出先で急に症状がきつくなったときなどは非常に重宝します。花粉の飛散量に応じて用量を変えるなどして副作用を抑える飲み方ができるのも大きな特徴です。最近は処方薬の一部(アレグラ、アレジオン、ザジテン)などがスイッチOTCとして市販薬に登場しています。
 
 これらの処方薬・市販薬はすべて対症療法薬で薬の効果が切れるとまた症状があらわれます。アレルギー体質を根本から治療するためには体質を強化・改善していかないといけません。普段の食生活や生活習慣を見直し、体質強化・改善するための漢方薬や保健薬・健康食品などで症状が軽減・完治したお客様も多くいらっしゃいます。「花粉症は治らない。。。」と あきらめずにご相談ください!
 
 おだやかな生活・ストレスを感じない・心身のバランスを整える ことが病気の予防、病気の回復に大切です。それは、誰にも頼ることなく自分自身でできることなのです。また自分自身でしかできないことです。どんな病気でも一番の薬は「病気は自分自身で治す」ということに、はやく気づくことなのかもしれません。